家を注文住宅で考えるってとっても楽しいけれど、たくさん悩むことがありますよね。
私も、急きょ新築することになり、家づくりを始めました。
新築する家の間取りをいろいろ考えている中で、利便性を考えて自然と回遊性のある間取りができました。
「今の賃貸の間取りで気に入っているので、家中を回れるのがとても便利!」とやっと間取りを確定しようとしたところで、大きな悩みが出てきました。
一番大きい悩みは耐震性の問題でした。ほかにもいくつか考えてしまうことがあり、回遊性のある間取りのメリットとデメリットで悩んでいる今の部分&我が家で選んだ解決方法をご紹介します。
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回遊できる間取りになる前の間取りは?
はじめに作ってもらった間取りは、廊下階段で、キッチンやリビングから洗面に行くには、一度廊下を通っていく必要がある間取りでした。
間取り上、洗面脱衣室と、キッチン・リビングの間に2階へ上がる階段がありました。
・お風呂や、手を洗ったり洗濯機にたどり着くまでに、一度廊下を出て玄関の前を通ってからいかないといけない間取りでは、冬とっても寒いし、急にお客さんなどが来た時に、風呂上がりの姿を見られるし、何より、めんどくさい!
・実家の家の作りを考えたところ、キッチンと洗面所はつながっていたほうが便利そう
ということで、階段の位置を変更してもらうことになりました。
悩んでしまう私は、もとの階段を一体どこに移動したらいいんだろうといろいろ調べて、夜中中悩みました。
しかし、プロは違いますね!
もともと希望ではなかったリビング階段になって、洗面脱衣室と、キッチン・リビングが行き来できるようになりました。
回遊性のある間取りになったことで生まれたメリット
ちょっと見にくいですが、ピンクの丸の部分が扉となり、ぐるっと一周家の中を回遊できる間取りになりました。
回遊性があることのメリットをご紹介します。
収納の悩みが解決
階段を移動したことで、悩んでいた収納について、一緒に解決策ができました。
元々和室に収納をつけようかとそれまで悩んでいました。
リビング階段にもなったことで、階段下収納を付けられるようになり、玄関を入って、廊下で制服や上着を脱いで、カバンを置いていくことができるようになったので、一石二鳥です。
新しくできた間取りが、「浴室、洗面脱衣室、キッチン、リビング、和室と、家中をぐるっと回ることができる便利な家」になりました。
リビングの横にある和室も、リビング側からも玄関からも行けるので、ぐるぐると通り抜けられる回遊性があってとっても便利そうです。
小さな子育て世代で便利な回遊性
小さな子供がいると、家事で毎日バタバタですよね。
キッチンやリビングと洗面風呂との関係性が結構深いですし、何かの家事をしながら子供が何をしているのか見守れるととても便利です。
我が家も回遊性のある間取りとなったことで、かなり子供がいる家庭にとっては便利なことがうまれるんです。
・キッチンで料理しながら子供たちがお風呂に入る準備も見守れる
・冬も温かいリビングからまっすぐにお風呂に行けるので、すうっとしないで行ける
・急な子供たちの洗濯物も、簡単に洗濯をすることができそう
・リビングから行ける和室も、子供たちがおもちゃを思い切ってひろげて遊んでいる姿をリビングやキッチンから見守れるし、買ってきた荷物を運ぶのにも便利
など、たくさんのメリットを感じられそうです。
回遊できるように階段を移動したことでのデメリット
これでばっちり!と思えた間取りは、特に2階建てだったので、メリットばかりではなく、デメリットもありました。
廊下階段かリビング階段か問題
階段を移動し、家の真ん中に階段が配置されて、リビング階段になったことで、少し悩みました。
子供たちが小さい間はリビング階段がよさそうですが、大きくなって友達を連れてきたら、掃除や片付けが苦手だし、落ち着かないかも・・と心配です。
また、エアコンがリビング階段から抜けてしまうので、光熱費の問題も出てきそうで心配になってきました。
タンスなどを配置しにくい問題
通り抜けられるということは、本来壁付でタンスなどを置きたいところに、置くことができないということでした。
2階の間取り問題
1階の回遊性が良くなった分、2階の間取り問題が起きてしまいました。
リビング階段(家の真ん中に階段)になったことで、廊下が長くなってしまい、ちょっと暗くなる部分が出てくるようになりました。
そして、2階の部屋が6帖が3部屋出来ていましたが、廊下の部分が増えたことで、部屋も若干狭くなってしまいました。
耐震についての悩みと問題
回遊性があるということは、その分壁がないということ
・壁がないので、その分建具が増えて、料金が若干割増しに
・壁がないということで、耐震性に不安があるかもということ
建具が増える問題は、お金と相談になりますが、耐震性に不安が出てしまったらとても心配です。
建具も、通りやすいように引き戸が多いため、とても薄くて弱い壁が増えているということということでした。
回遊性のある間取りを一部あきらめて壁にしてもらうのか
建具だけでも開き戸などに変えたら少しはいいのか
やっぱり階段は元の位置に戻して、洗面所からの行き来をできないようにして壁を増やすのか
すごく悩んでます。
構造的に大丈夫なのか、時期は年末年始に差し掛かってるし、確認申請に出さないといけない時期、間取りを確定しないといけない時期に差し掛かっているのでとて不安です。
工務店もお休みだし、夜中すごく考えました。
回遊性のある間取りのデメリットへ我が家で選んだ解決方法 ~設計さんと話してみて
・リビング階段になったことで、だれがいつ来てもいいように、片付けや掃除を意識していこうと思いました。
・エアコンのききについては、ロールカーテンやのれんを付けるだけでも結構変わるそうなので、垂れ壁を付けてもらって後でつけようと思います。
室内温度は、断熱材もしっかりついているので、そこまで心配はないのではないかということでした。
・タンスなどは、クローゼットやウォークインクローゼットをたくさんつけてもらっているので、なるべく部屋の中にはモノをおかなくていいようにしていきたいかなと思います。
・2階の間取りは、ほとんど寝るだけなのと子供部屋なので、部屋の大きさは小さくなったままでとあきらめることに。
・廊下の暗さの問題は、営業さんは、昼間は南側の部屋のドアを開けたままにしていたら?ということでした。
でもやっぱり気になるし、少し解決策のため、廊下の窓を少し大きく縦長にしてもらいました。
設計さん曰く、あまり変わらないかもということでしたが、気持ち変わるかもと期待して・・・
・問題の1階の耐震性(壁がない)問題は、キッチンと洗面所のドアを、引き戸から開き戸に変更し、リビングから和室になる部分の引き戸をアウトセットにしてもらいました。
アウトセット引き戸になると、下の部分に、透明のラインがはみ出してしまって、見た目上はちょっと気になるかも・・と設計さんに言われました。
見た目もちょっと心配ではありますが、心配性な私は、せっかく大金をかけて作った家が地震で壊れてしまったら・・・ということで、壁が少し増えるアウトセット引き戸をお願いしました。
まとめ
回遊性のある間取りになったことで、家中どこでも通れる、子育て中にはとっても便利な間取りになりました。
1階の便利さの分、2階の間取りや、壁がなくなる耐震性等の問題が生まれました。
いくつか優先順位が低いところはあきらめて、扉など、プロの設計さんなどの力を借りて、完全にではないですが、解決できたかなと思っています。
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