真冬に大活躍してくれる羽毛布団も、温かくなって片づける時期に入ってきました。
冬場はフカフカでとっても助かる布団ですが、夏場など、使わない時期に入ると、どうしても押入れの中でかさばってしまいますよね。
そんな時に、布団圧縮袋を使えば布団を圧縮してくれて、押入れを広く使うことができるので便利です。
私も、数年前から愛用しています。
先日、布団圧縮袋でしっかりと圧縮したはずが、いつの間にか空気が入って膨らんでしまっていました?
劣化したのかな?1回使えば布団圧縮袋って使えなくなるのかな?
と思っていましたが、実は、意外と見落としている人も多いかもしれない、布団圧縮袋で圧縮するときに大切なポイントがあったんです。
今回は、布団圧縮袋で圧縮してしばらくして空気が入ってしまう時の原因と、大切なポイントをお伝えしていきたいと思います。
実は空気が入ってしまって調べたことで、大切なことに気が付くことができたので、そのお話もしていきますね。
チャック式布団圧縮袋の口を拭いていない
布団を圧縮袋に入れて、空気を抜けば出来上がり!簡単簡単!と思っていましたが、実は大切なひと手間があることを知りました。
取扱説明書には、しっかりと「チャック部分を濡れ雑巾でよく拭いてください」と書いてあるではありませんか。
チャック部分に細かいホコリなどの異物がついて残っていると、その隙間から空気が抜けてしまったり、空気が入ってしまって膨らんでしまう恐れがあるんです。
種類によっては、ファスナー部分の内側を乾いた布で軽く拭いてくださいと書いてあるものもあります。
いずれにしても、水分が残ったままになっていると、ダニやカビの発生の原因となってしまうので、濡れ雑巾で拭く場合も、しっかりと絞った布でふくようにしましょう。
圧縮袋のチャックがきれいに閉まっていない
二重になっているチャックでも、しっかり締めたつもりでも、意外と隙間が空いていることもあります。
スライダーがついているタイプでも、何度もスライダーを端から端までしっかりと動かして、チャックがしまっているかを確認しましょう。
チャックの横から掃除機で空気を吸い出すタイプの場合は、途中までチャックをしめてホースの先端を入れて空気を抜こうとしたところ、2枚のチャックが伸びてずれてしっかりと閉じないことがあります。
一度、全部チャックを閉めてからいったん閉めてから、掃除機のホースの先端が入る部分だけを一回開けて、掃除機を差し込んでいくようにするとよいでしょう。
穴が開いている 小さな傷や穴から空気が入っているかも
綺麗に布団圧縮袋の入り口(チャック)を閉めているはずなのに、どうしても空気が入ってくる場合は、どこかに小さな傷がついて穴が開いている可能性も考えられます。
やはり、小さな穴が開いていると、空気が入ってしまいます。
押入れの中で釘や木材にひっかけた
爪や指輪、ネックレスなどをひっかけた
等、傷つけてしまう恐れがあります。
重たいからずるずる引きずって片づけると、それだけ傷がつきやすくなります。
引きずらずにきちんと両手で抱えて運ぶようにしましょう。
圧縮袋の劣化
使用状況によって異なるそうですが、大体使用の目安が約2~3年程度と言われているので、どうしても空気が抜けて治らないときには、穴あきなどの劣化を疑って買い替えてみましょう。
安い布団圧縮袋を使っている
消耗品になるし、できるだけ安いものを使っていいかな?と安い布団圧縮袋を使っていませんか?
100円均一にも同じく布団圧縮袋は販売されていますが、通常のものと構造や材質が同じといっても、厚みなどはどうしても値段相当なので、しっかりとした効果は求めない方がよいでしょう。
100円でなくても、安い圧縮袋は、傷がよりつきやすいそうです。
空気の出入りだけの問題じゃなかった! 布団圧縮袋を使う時の注意点
布団圧縮袋を使う時には、いくつかのほかの注意点があります。
空気が入ってしまう問題だけではなく、入れる布団や掃除機を傷めてしまう間違った使い方があるんです。
掃除機に負担をかけないように使いましょう
掃除機を使って空気を吸い出すタイプが多く販売されています。
種類によっては、掃除機を使う時に、袋の上から掃除機のホースを当てて空気を吸い込むタイプがあって、空気が逆流しない自動ロックがついているものもあります。
掃除機に負担にならないように、自動ロックとホースの先のサイズが合うものにする、ゴミは取り出して使う、掃除機の負担になるので1~2分以内で行うなど、説明書を読んでから使うようにしましょう。
できるだけ湿気を取り除く
収納前にしっかり干していない布団を入れてしまうと、袋の中は湿気でいっぱいになってしまいます。
カビやダニが増殖しやすい状態になっているので、しっかりと乾燥をさせてから収納するようにしましょう。
湿気が多い時期に収納する場合は、お部屋の中の湿度を減らすようにエアコンをかけておくようにするとより良いでしょう。
圧縮する際、板のようにカッチカチにしないこと
掃除機で圧縮袋の中の空気を抜いた完成の形は、カッチカチのペッちゃんこのイメージありませんか?
薄くなればなるほど押入れの中が片付くし。
しかし、ぺったんこになるまで、布団圧縮袋の空気を抜くことはいけないことなんです。
・布団圧縮袋のフィルムへの負担が大きくなり、大きく破損しやすくなる
・収納する際、圧縮するパックを積み重ねたり動かす時に、フィルムの角が擦れて圧縮袋に傷や穴が開いてしまう恐れがある
・布団についている小さなゴミやファスナーの金具が、圧縮袋を突き破ってしまう恐れがある
・布団自体にも負担になり、圧縮しすぎることで、布団の中綿素材などの繊維をつぶすことになり、素材を傷んでしまうために、次に使う時にふわふわに戻らないというリスクもあるんです。
圧縮率を1/3程度に抑えるようにしましょう。
羽毛布団は普通の布団圧縮袋で圧縮できない
特に、羽毛布団は通常の布団圧縮袋で圧縮できません。(羽毛布団専用圧縮袋を使うようにしましょう)
圧縮した時に、フェザーの軸が、圧縮した袋や、布団の記事を突き破ってしまったり、ダウンが折れてしまう恐れがあるんです。
私が使っていたのは、普通の布団圧縮袋でした (;’∀’)
羽毛布団の圧縮が可能な、外側に不織布でできたボックスがついた圧縮袋も販売されています。
体重をかけて空気を抜くときにダウンが傷む
掃除機で空気を吸い出すタイプもありますが、羽毛布団を入れたときには特に注意が必要です。
体重をかけてぐいぐい空気を抜くと、ダウンが傷んでしまいます。
特に羽根布団を圧縮袋で圧縮したいときには、優しく空気を抜くようにして、専用のものを使うとよいでしょう。
まとめ
- チャックの内側を拭いてから使うこと
- 穴をあけないように扱うこと
- 羽毛布団は専用の圧縮袋を使うこと
- カッチカチになるまで圧縮袋しないこと
に注意して布団圧縮をしてみてください。
の記事で、中に空気が入りにくく作られているオススメの布団圧縮袋も紹介しているので、一緒に読んでみてくださいね。
結果的に、今回圧縮袋の中に空気が入り込んでしまってたことで、いろいろと調べはじめましたが、学んだことが大きかったです。
羽毛布団の圧縮についても詳しく知ることができました。
圧縮したかったのは、羽毛布団であったので、1/3くらいの圧縮になっている状態だったので、ちょうどよかったのかもしれません。
普通の圧縮袋で羽根布団を圧縮していため、ここ数年羽根布団から羽根がなぜか突き破って出てくるなあという感覚だったのも、理由を知って納得でした。
カチカチにして普通の圧縮袋で羽毛布団を圧縮しないというまた新たな面から知ることができました。
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