キッチンをはじめとした、排水がどうしてもうまくいかないことはありませんか?
排水溝の排水管が詰まっているというのが原因かな?と掃除をしても、どうしても排水つまりがどうしても取れないことがある場合は、クリーンますが原因かもしれませんよ。
「え?クリーンます?聞いたこともないけど?」
と思われた方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
クリーンますって何?どんなもの?
家の外に出てみてください。
新築の一軒家の場合は、キッチンの流しから、家の外につながっている、1個目のマス蓋に「クリーンます」の文字が書いてありませんか?(家の中にある場合も有り)
浄化槽を設置されている家庭や、下水道を使われている家庭でも設置されていることが多いです。
ちなみに、クリーンますという名前以外にも、「汚水ます」「排水枡」「下水枡」「クリーン升」など、様々な呼び名があります。
近くには、雨水桝や汚水桝なども並んで設置されていることが多く、同じ大きさだったりします。内部構造も違うので注意してみてみてくださいね。
(クリーンますがついていないお家もあります。)
クリーンますはどんな働きをしているの?
クリーンますには、キッチンやトイレ、お風呂などで流した生活排水が毎日流れてきます。
クリーンます内に流れてくる、油汚れや洗剤カス、細かい調理くずなど、大量に出てくる汚水の汚れを、ある程度分別して濾すのがクリーンますの役割なんです。
定期的に(月に1~2回程度)掃除をしないと、食器の後片付けなどで排出された油脂や残飯などが、ますの中や排水管で固まってしまい、管が詰まってしまいます。
最悪の場合、配水管まで詰まってしまい、排水工事をやり直すことにもなりかねません。
結構何年も知らずにクリーンますの掃除をしていないご家庭の場合、気づいたときには、白や灰色のなんとも不気味な色の脂の塊が溜まってしまい、完全にふさがって流れなくなってしまう一歩手前まで行ってしまう!なんてこともあります。
ということで、クリーンます内に溜まった油などを、定期的に取り除くことで、排水管が詰まりや臭いなどを防いでいきましょう。
クリーンますの清掃(維持管理)について
☆「クリーンます」の清掃方法☆
【用意するもの】
おたま(掃除用でわけるとよいでしょう)
新聞紙
①蓋を開けると、上部に油類が溜まっているので、おたまやひしゃくで油類を新聞紙などにすくい上げます。
②固形物を除去するカゴが付いていますので、カゴにたまったごみも新聞紙などの上にあけ、水気を切って燃えるごみとして処理してください。
③すくい上げた後は、ホースを使ってマスやカゴに付いている油分を落とします。
カゴの網目に詰まりがある時はブラシなどでこすり落としてください。
食器用洗剤などをかけ、ブラシでこすると細かい汚れも落ち、きれいになります。
④汚れを流して水を張って蓋をしたら終わりですが、念のため、下流側にあるマスの蓋も開けて、油類が溜まっていないか確認しておいてください。
⑤取り除いた油分などの汚れは水分を除いてから燃えるゴミとして破棄しましょう。
定期的に清掃していれば、作業としてはすぐに終わりますよ。
クリーンます内に、かご(網)が設置されていないお家もあるそうです。
四角い網がついていない場合はますの内部全体(底部)もしっかりと清掃して下さい
【市営の浄化槽を設置しているご家庭や賃貸物件に住まれているご家庭では、浄化槽保守点検記録票に、「クリーンます」定期清掃をお願いします。】
という連絡が来ることもあるそうです。
注意してみておくようにしましょうね。
☆ 必ず、「クリーンます」の清掃を定期的に行ってください! ☆
そして、油をそのまま流すことなどはしないように注意していきましょう。
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