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塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)の正しい使い方をおさらい!【成分の特徴から見る注意ポイント6つとは?】

お掃除-情報局
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塩素系漂白剤は、漂白や除菌をするのに、キッチンや洗濯などで大活躍ですしますよね。

効果が高い分、塩素系漂白剤には、取り扱う上で大切ないくつかの注意点があります。

 

 

間違えて使ってしまうと、大事故にもつながる恐れもあるので、大活躍の塩素系漂白剤を使うときの正しい使い方や注意点を見ていきましょう。

 

 

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塩素系漂白剤の成分と特徴

キッチンハイターや、洗濯用のハイター、カビキラーなども塩素系漂白剤です。

市販の塩素系漂白剤(ハイター)の成分は、「次亜塩素酸ナトリウム」が入っています。

 

次亜塩素酸ナトリウムは、pH12以上の強いアルカリ性と酸化作用があり、ツンとした独特のにおいがあります。

そして、金属を腐食するほどの強い力をもっているんです。

 

 

次亜塩素酸ナトリウムの働きで、漂白や除菌に強力な作用があり、カビ掃除にも効果的に使われるのです。

 

 

 

 

使い方を間違えたら危険なことに! 混ぜたり、かけてはいけない場所がある

 

 

強いアルカリ性と酸化作用のため、塩素系漂白剤(ハイターなど)は、混ぜたり、かけたりしてはいけない場所があります。

 

場合によっては、命の危険にまで及んでしまうこともありますので、しっかりと使い方を見ていきましょう。

 

 

 

塩素系漂白剤、ハイターやカビとり剤には、
「まぜるな危険」と赤い字で大きく書いてありますよね。
本当に危険なんです!

 

 

私も、クエン酸と重曹を使ってのエコ洗剤で、排水口などを掃除したいとき、真っ黒すぎる排水溝で、次亜塩素酸ナトリウムの力じゃないとどうにもならないことがよくありました。

 

すぐにカビキラーを吹きかけようとしたこともあります。

 

そんな時に、「ちょっとまって?混ぜるな危険って書いてあるけど?」

 

と調べたところ、やはり、クエン酸のような酸性のものとは、一緒に使ってはいけないことがわかりました。

 

もし、ハイターなどの塩素系漂白剤を使った後に酸性タイプのものを使いたい場合は、しっかりと水で洗い流した上で、少し時間をおいてから使っていくくらい気を付けて使用していくようにしていくとよいでしょう。

 

 

 

酸性の洗剤や、お酢・クエン酸などの酸性タイプの製品や塩素系の排水口ヌメリ取り剤・生ごみ・食酢・アルコールなどとも混ぜてはいけません。

 

もしも、混ざってしまうと、有毒な塩素ガスが発生します。

かなりの死亡者も出ていて危険なので、絶対に避けるようにしましょう。

 

 

酸性の洗剤やクエン酸の製品の方にも、「まぜるな危険」と書いてあったりもします。

 

また、大量の生ごみにかかった場合も注意が必要です。

 

 

ちょっとした使い方で、危険を避けることができるので注意が必要ですね。

 

 

 

ほかにも、使えない場所としては、

 

金属に対しては腐食性があるため、原則使用しません。

もし、金属に向けて誤って使用した場合は、使用後にしっかりと水で洗い流すかふき取るようにしましょう。

 

洗面所・風呂のゴム栓・トイレのタンクの中、窓枠の木の部分・・などに使いません。ぼろぼろに劣化してしまいます。

 

酸素系の漂白剤と混ぜたらどうなるの?

似ているようでちょっと違う、酸素系の漂白剤と混ぜてしまうとどうなるのでしょうか。

 

誤って混ぜてしまった場合は、酸素が発生し、吸ってしまっても危険はありません。

ただ、違うタイプの漂白液が混じることで、塩素系漂白剤が本来持っている漂白効果を発揮しづらくなってしまいます。

 

また、酸素系と塩素系のものが混ざった液を容器に入れて密閉すると、容器が膨らんで破裂する恐れがあります。

 

効果の面でも、合わせてよいことはないので、混ぜることは行わないようにしましょう。

 

 

目や皮膚に触れないように必ず、手袋をする

ハイターなどを使っていて、間違えて指などについてしまったことはありませんか?

その時、独特のツンとしたにおいがするだけではなく、指がぬるぬるした感じがしますよね。

塩素系漂白剤タンパク質などを溶かす性質があり、皮膚が溶けてしまっているのです。

 

 

使い方を誤ると、皮膚を溶かしてしまうことや目に入った場合は、失明してしまう危険性にもつながります。

 

使用するときには、ゴム手袋をして、汚れてもよい衣服で作業することや、ゴーグルまでするとさらに良いでしょう。

 

万が一皮膚に大量についてしまったり、目に入ってしまったりした場合には、大量の水で洗い流した上で、すぐに病院に行きましょう。

 

 

必ず換気をする

独特なツンとしたにおいをかぎながら作業をすると、気分が悪くなってしまったり、場合によっては意識を失うほどの恐れがあります。

 

必ず、窓を開けることや、換気扇を回すなど、換気をしながら作業をするようにしましょう。

お風呂やトイレなど狭い空間で作業するときには、特に意識していきましょう。

 

 

(液体の場合は)原液で使わないこと

商品の裏などの注意事項にも書いてありますが、ハイターなどの液体の塩素系漂白剤の場合は必ず、水で薄めて使うように記載してあります。

「原液の方が成分が濃いからすぐに漂白や除菌ができていいんじゃないか?」とそのまま使ってはいけません。

黄ばみや色落ちの原因となり、正しい効果を発揮できなくなってしまいます。

漂白したつもりが、逆に黄ばみになってしまったら嫌ですよね。

 

 

裏に記載してある、既定の量の水で薄めて使うようにしましょう。

めんどくさくて、つい適当な量で薄めてしまうこともありますが、濃度が濃すぎても薄すぎても、次亜塩素酸ナトリウムの効果が十分に発揮されません。

 

使い方はきちんと読みましょうね。

 

 

ただし、泡ハイターはもともとそのままで使うことができるように薄めてありますので、さらに薄めて使う必要はありません。

 

熱湯やぬるま湯で薄めてもいいの?

50℃程度のぬるま湯であれば、漂白剤の効果が効率的に発揮されます。

 

しかし、85℃以上の熱湯で薄めてしまうと、漂白の反応が急激に起きてしまうため、危険です。塩素ガスを大量に発生させることになり、大変危険なのでやめましょう。

 

保管場所にも注意

塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)は、置き場所にも注意が必要です。

危険とは違いますが、日光(紫外線)によって成分が分解されるため、効果が落ちてしまいます。

原液を直射日光のあたるところや、高温になる場所にはおかないようにしましょう。

流し台の下などの、暗所で高温になりにくい場所に置いておくと、長持ちするのでおススメです。

 

いろいろある塩素系漂白剤商品

いろんな危険や注意点がある中で、正しい使い方をすると、やっぱり効果的に働いてくれる塩素系漂白剤。

とっても便利なので、生活の中で欠かせないものになっています。

 

 

主に家で使っている、塩素系漂白剤の商品をいくつかご紹介していきます。

 

 

『ハイター』(花王) 洗濯(つけおき)で特に活躍!

衣類用の漂白剤で、綿や麻、ポリエステルなどの白い衣服のしみ抜きや漂白などに活躍します。色柄物には使えません。

 

『キッチンハイター』(花王) キッチンで活躍!

コップなどの渋茶とり、布巾の除菌・漂白などに使っています。

おけなどに水をはって、ハイターをいれた中に、除菌や漂白したいものをつけておくことができます。

 

 

『キッチン泡ハイター』(花王) キッチンで活躍!
泡タイプになっているので、泡が密着してくれるので便利です。
私は、キッチンにカビが出てきたときや、まな板などの除菌、排水口の掃除に使っています。

 

 

『カビキラー』(ジョンソン)お風呂で活躍!
すぐにお風呂で黒カビをはやしてしまうので、壁や目地、排水口などに使うと、一気にカビおとしができて助かっています。

 

 

こちらでご紹介したもの以外にも、安いトップバリューのようなプライベートブランドの商品などもありますよね。

 

 

まとめ

塩素系漂白剤を使用するときの正しい使い方をするための、6つの注意点

・まぜるな危険! 酸性のものなどと混ぜてはいけない
・使用できない場所がある
・目や皮ふに触れないようにする
・換気を行う
・(液体のものは)原液で使わない ※熱湯では薄めないこと
・冷暗所に保管する

この点を注意しながら使用していきましょう。

 

それぞれの商品で、水で薄めるときの分量や、つけておく時の時間など、使用方法を守って使っていくようにしましょう。

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