夏のある日、「足がかゆい」と言っている娘の足を見ると、たくさんのぶつぶつがありました。
蚊かダニに刺されたのかな?と数日ほっておいても治らず、娘の足を見た母から「水いぼだよ」といわれました
え~!
驚いて、次の日皮膚科に見せると、案の定水いぼとの診断。皮膚科の先生からいくつかの治療の選択をすすめられたので、ご紹介します。
水いぼって何?
水いぼは、1mmから5mm程度の大きさで、表面には光沢がみられ、丸くて真珠の玉が入ったようだと表現されることもあります。
「伝染性軟属腫ウイルス(ポックスウイルス)」が皮膚の小さな傷や毛穴から入り込んで皮膚の細胞に感染。その後、細胞の中でウイルスが増えた結果、いぼとなって皮膚に出現したものです。
このウイルス自体はどこにでもいるウイルスで感染力は弱く、感染しても深刻な影響が出ないので、免疫獲得までには、時間がかかるとされています。
水いぼ自体にはかゆみはありませんが、周囲に湿疹ができている場合や、治りかけのときにかゆみがでることがあります。
掻いてしまうと中のウイルスがほかの部分に広がり、水いぼ自体が広がってしまい、とびひにまでなってしまう恐れもあるので注意も必要です。
水いぼの自然治癒を待つ
1年くらいで免疫を獲得し、自然ときれいに治るそうです。
(個人差があるので、数カ月から2~3年かかることもあるそうですが。)
そもそも水いぼのウィルスは、感染力が弱く、自然に治る事も多いと言われています。
水いぼは免疫を獲得するまでに時間がかかるとはいえ、大騒ぎするほどの感染症ではないのため、赤ちゃん小さな子どもがが水いぼになったときには、免疫獲得を待つのがよい方法かもしれないですね。
ただ、その間プールに入れなかったり、人にうつす可能性がゼロではないので心配は残ります
水いぼをピンセットで摘出
水いぼの治療でよく行われている方法で、ピンセットなどでいぼを一つひとつ掴んでつぶし、ウイルスの芯を取り除いていく治療法です。
一つ一つつぶしていくので、確実ではありますが、痛かったり出血したりと子どもの痛がる姿を想像するだけで躊躇しちゃいます。
最近では、麻酔のテープを貼って痛みを減らすことができるそうですが、水いぼの数が少ないうちはよいですが、増えてきて大量にこの治療をすることは難しいかもしれません。
大人の自分でもやりたくない方法のような気がしますが、主流の水いぼの治療方法でした。
液体窒素で凍結させる
液体窒素を、麺棒などにつけて水いぼにつけて急激に冷やし、低温やけど状態を起こす治療方法です。
液体窒素で皮膚表面の組織を壊死させて、いぼを消滅させます。
私自身もいぼを取るのに何度も行った方法ですが、かなりの痛みを感じます。
1回だけでは症状が改善されないときは、数回にわたって治療をおこなう必要もあるため、子どもにとっては、痛い治療を何度も行わなければいけないので、やりたくない方法な気がします。
痛くない水いぼ治療
痛い治療が多い水いぼとりの治療ですが、最近は、飲み薬や塗り薬などによる治療が、よく選ばれているそうです。
代表的なのは、ハトムギのエキスを主成分とする漢方薬「ヨクイニン」を使った治療法です。「ヨクイニン」の成分が、には免疫反応を活性化させる作用があると言われていて、いぼ取りに効果があるといわれています。
錠剤や粉末になったものを服用するのですが、即効性はないので、毎日飲み続けて、数カ月以上たってから効果があらわれる人や、半年くらいでやっと効果があらわれる人など、さまざまだそうです。
独特の香りが強いため、赤ちゃんや子どもに飲ませるのも工夫がいるかもしれません。
一生懸命毎日飲んで半年、そのまま自然治癒を待って1年くらいと、自然治癒を待った方がいいのでは?と思ってしまう部分もありますね。
水いぼ自体も免疫力がつけば自然に治癒するものなので、無理をさせてなくても良いかもしれません。
水いぼはうつらない。という発表もありますが、園やスイミングではどうしてもいぼを取らないと入れないという状況になってしまうことも多いです。
結局いろいろどの治療方法を選ぶかは、できている水いぼの数や状況によって変わってくると思います。
医師や家族と話し合って選択していきたいと思いました。
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