新型コロナウイルスの影響で、使い捨ての不織布でできたマスクがなかなか手に入らない状態が続いていますよね。
自分たちで手作りのマスクを作ったり、アベノマスクとも呼ばれている、政府から全家庭に2枚ずつ配布される布マスクなど、布マスクを使い始めた人も多いのではないでしょうか。
私も、最近手作り布マスクを使うようになりました。
布マスクってどうやって洗濯したらいいんだろう、不織布のマスクを洗えばいいんじゃない?
毎日布マスクを使って洗濯していたらいたら枚数も足りなくなるんじゃない?
いろいろな疑問がある中で、我が家で行っている布マスクの洗濯方法をご紹介します。
おすすめされているの布マスクの洗濯方法
洗剤の販売を行っているメーカー花王が、2月下旬に、ホームページやTwitterで布マスクの洗い方を公開しました。
花王の洗濯用洗剤「アタック」の公式Twitterアカウント(@kao_attackjp)が投稿をして、注目を集めました。
マスク(布)の洗い方
1.標準濃度の洗剤で10分間浸漬
2.塩素系漂白剤のキャップ7分目(15mL)を水1Lに溶かした液にマスクを10分浸漬
3.水道水を用い十分にすすぐ
4.清潔なタオルに挟んで水分を吸い取る
5.形を整えて干す詳細はこちらhttps://t.co/nRAEhvV79q pic.twitter.com/Dsuo7zzage
— 花王 アタック お洗濯全般 (@kao_attackjp) March 5, 2020
経済産業省が作成した動画と合わせて、手順をご紹介します。
洗濯洗剤と塩素系漂白剤を使った布マスクの洗濯方法
衣料用の洗剤と、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使った方法です。
1 洗面器などに水をためる
2 標準濃度の衣料用洗剤を商品に表示されている使用料を目安に溶かし入れ、マスクを10分間ひたす
3 水道水でためすすぎする
4 洗面器などに水1リットルに対し、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)15mlを溶かし、10分間浸す
5 水道水ですすぐ
6 清潔なタオルにはさんで、水分をしっかりと吸い取る
7 形を整えて干す
手順はいくつかありますが、慣れると簡単ですよ。
(ほとんど浸しておくだけです)
うちでも、タオルで水気をしっかりと乾かしておくと、夕方室内に干しておくと、朝には乾いています。
布マスクを洗うときのポイント
- 衣料用の洗剤は、通常使っている洗剤で大丈夫です。
- 洗う時に、もみ洗いでごしごしこすってしまうと、布マスクの生地が傷んでしまうため、押し洗いなどがよいでしょう。
- 塩素系漂白剤を使う時には、ゴム手袋などを使う
- 他の人のマスクと一緒に洗わないようにする
- マスクを洗濯したあとは、手をしっかり洗うこと
あくまでも、おすすめの洗い方の一つで、衛生面に気をつけたい方向けの方法で、新型のコロナウイルスに有効という確認までは取れていないということです。
有効かどうかの確認までは取られていないといっても、塩素系漂白剤は、新型コロナウイルスに対して有効な洗剤の一つということなので、塩素系漂白剤を使うと結構よさそうですよね。
柄物の布マスクの場合の洗濯方法は?
塩素系漂白剤は、色柄ものに使ってしまうと、漂白されて色落ちの原因になってしまいます。
まっ白の布マスクを洗う時には問題なさそうですが、かわいい色柄の布マスクのときには、なかなか使いづらいですよね。
あるマスクメーカーさんは、ぬるま湯に衣料用洗剤を溶かし、手で押し洗いをすれば汚れは十分に取れるという話もあります。
我が家でも、色柄ものの布マスクのため、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使わずに、除菌作用が入っているといわれている洗濯洗剤を使って洗っています。
ポイントとしては1枚ずつ洗濯したほうが良いですが、子供のマスクと一緒に洗っています。
気になるときには、たまに酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)やオキシクリーンを使っていますよ。
個人的には、花王が紹介している方法のうち、塩素系漂白剤を使う部分を、酸素系漂白剤をたまに使ってみるといいかなあと思っています。
酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)を使うときは、40~50℃くらいの温度に溶かすと効果を発揮します。
熱い温度のお湯につけることで、布マスクの生地(繊維)の傷みや、耳にかけるゴムが伸びてしまうおそれもあるので、あまり熱い温度にしないように気をつけましょう。
同じく、煮沸消毒は避けた方がよいでしょう。
簡単に洗濯機や乾燥機で布マスクを洗ってもいい?
布マスクは縮みやすく、耳のゴムも熱などで傷みやすいので、洗濯機や乾燥機を使って洗うことはできるだけ避けた方がよいでしょう。
乾燥機は使わずに洗濯機でどうしても洗いたいときには、洗濯ネットに入れて、おしゃれ着洗いくらいの優しい洗い方のほうがよさそうですね。
不織布でできたマスクは、銀イオンなどの抗菌マスクは洗濯できる?
不織布でできた使い捨てのマスクも、洗濯ができるという情報もありますが、洗わない方がよいでしょう。
不織布のマスクは、繊維で飛沫や花粉の侵入を防ぐ機能を落としてしまうので、再利用はおすすめできません。
また、抗菌効果をうたっているマスクも、洗うことで逆に効果を奪ってしまうと、せっかく効果なマスクを買ってももったいないです。
きちんと洗濯表示など、製品の注意事項を読んでから使うようにしましょう。
どうしてもマスクの在庫がなくて困っている場合の洗濯は、それぞれのご判断でお願いします。
まとめ
布マスクを洗濯する時は、
- 手洗いで、こすらず押し洗い
- 衣料用の洗剤と、できれば塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使う
- 熱湯は使わない
- 不織布のマスクは洗わない
とよいでしょう
ちなみに、塩素系漂白剤は浄化槽を使っているご家庭では、浄化槽の微生物を傷めてしまうため、あまりおすすめできないようなので、ご注意くださいね。
布マスクを使っても、医療用のマスクとは異なり、ウイルスの侵入までは防げる効果があるわけではありません。
- 自分が飛ばした飛沫をまきちらさない
- 無意識に手が顔・鼻・口などに触れるのを防ぐ
- 加湿
という目的で使うということを理解して、おうちで出来る限りの洗濯ができたらいいかなあと思います。
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