キッチンの換気扇は、油汚れですぐべたべたになってしまいますよね。
しかも、放っておいたら、ホコリと混ざってギトギトでしつこい汚れで落ちにくくなっています。
わたしも換気扇の掃除をするのは、半年に一度です。
換気扇カバーを付けているからあまり汚れないよね・・・と思っていても、意外と油汚れで換気扇は汚れているもの
なるだけ簡単に掃除をしたい!
そんな時におすすめの洗剤や、換気扇の掃除をするときのポイントをご紹介します。
キッチンの換気扇掃除をするときの洗剤選びのポイント!
換気扇についている油汚れは、主に脂肪酸といって、酸性の汚れです。
そのため、酸性と反対の成分である、アルカリ性の洗剤で落とすことができます。
できれば、ph11以上のアルカリ性の洗剤を使うと、より簡単にキレイに汚れを落としやすくなります。
アルカリ性の洗剤は、比較的安全に使える重曹やセスキ炭酸ソーダなどや、市販の洗剤があります。
油などの汚れ具合や、使いやすさに合わせて選んで使っていくようにしましょう。
市販のおすすめアルカリ性洗剤 3選
市販の油汚れ専用の洗剤を使うと、より便利に強力に、汚れを落とすことができます。
しっかりと裏に書いてある使用上の注意を読んでから使用しましょう。
【スーパーブレークアップTGのおすすめポイント】
効果抜群と人気です。
泡スプレータイプのため、油汚れにしっかりと貼りついて浸透・分解くれます。
長年の油汚れがこびりついたガスレンジの五徳にも効果的です。
【ウルトラハードクリーナー(油汚れ用)のおすすめポイント】
油汚れに特化している分、一般向けの洗剤としてはかなり強い洗浄力です。
700mlという大容量が特徴の洗剤です。
【換気扇レンジクリーナーのおすすめポイント】
価格も手ごろで購入ができます。
臭いがかなり強いですが、効果は高いです。
優しく効果を発揮 ~重曹
重曹は、家中のお掃除に使うことができる便利な洗剤として人気です。
重曹は、水に溶かすと弱アルカリ性になります。
重曹水を油汚れにかけることで、酸性の汚れを中和して浮かせてくれます。
優く効果を発揮してくれるのが特徴です。
環境にもお肌にも優しく、価格も安いので、私も家の中で重曹をよく使っています。
スプレー、ペースト、つけ置きという方法で、換気扇の油汚れ落としに使えるアイテムです。
キッチンのお掃除にも使うことができるので1本キッチン周りに置いておくとよいですよ。
特におすすめの方法は、重曹水スプレーと、つけ置き洗いです。
【重曹水スプレー】
1 水100mlに、重曹小さじ1杯を、空のスプレーボトルに入れてよく混ぜます。
2 換気扇本体、ファン、フィルターなど、換気扇全体など、汚れに直接スプレーして、ふき取るだけで掃除ができる便利な洗剤のできあがり!
落ちにくい汚れは、スプレーしたあとに10分ほど放置すると、重曹と馴染んで落としやすくなります。
ひどい油汚れや細かい部品に つけ置き洗いの方法
つけおきをすることで、汚れを柔らかくしてゆるめるのと同時に、重曹は熱湯に入れて作ると、強いアルカリ性の炭酸ソーダにもなるので、より強力に、簡単に掃除することができます。
1(取扱説明書をみて)フィルターやファンを取り外す
2 ごみ袋やバケツなどに、お湯(40℃くらい)10リットルに対し重曹1カップを入れよく混ぜます。
3 はずしたフィルターを完全に浸けて1時間~数時間放置
4 浸けている間に、レンジフードと換気扇の中を掃除します。
5 スポンジなどで残っている汚れを落として洗い流します。
6 完全に部品を乾かしたら、元の通りに換気扇を組み立てます。
換気扇の油汚れも簡単掃除 ~セスキ炭酸ソーダ
重曹のように、便利に家中を掃除するのに人気でオススメなのが、セスキ炭酸ソーダです。
重曹よりもph値が高いアルカリ性なので、より油汚れに対して、高い効果を発揮してくれます。
しかも、重曹は水に溶けにくいですが、セスキ炭酸ソーダは、水にも溶けやすいので便利に使うことができます。
スプレー、つけ置きという方法で換気扇の油汚れ落としに使えるアイテムです。
【セスキ水スプレー】
1 空のスプレーボトルに、水500mlに、セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を入れてよく混ぜます。
アルカリ性の値が重曹よりも高いため、効果がある分、直接触るとまれに肌荒れなどを起こす恐れがあります。
使用時はゴム手袋をつけるようにしましょう。
わたしは、半年ほど換気扇フードをかけておいて、セスキ水をかけて掃除すると、みるみるうちに汚れが浮き上がって、ぞうきんで拭いたらきれいになりました。
セスキ水は簡単にできますし、結構オススメですよ。
換気扇大掃除をするときの注意点
キッチン周りの片づけをしておきましょう
キッチン周りの食料品や調理道具にかからないように、掃除の前は、換気扇周りのものを片づけておくようにしましょう。
材質を必ずチェックしましょう
フッ素コートされているレンジフードにシミができてしまうこともあるので、洗剤を使う前は材質をチェックすることを心がけましょう。
※アルカリ性の洗剤の成分は、アルミを溶かしてしまう恐れもあります。
また、素材への負担も大きくなってしまうことがあるんです。
また、目立たない部分で洗剤を付けてみてから問題なければ全体に使うようにしていくとよいでしょう。
手荒れ防止と目を守るのために、ゴム手袋やゴーグルをつけましょう
※成分が強力なものを使うと、肌などがあれてしまう恐れもありますので、直接触れないようにゴム手袋を着けるようにします。
洗剤が目に入ったら重大な事故に繋がる可能性もあります。
ゴーグルやメガネ等でガードして、高い位置には直接スプレーしないように注意しましょう。
どうしても落ちないひどい汚れはプロにまかせよう
どうしても油汚れが落ちないくらいひどい場合には、自分で掃除するのには限界があります。
無理をして落とそうとして素材を傷つけてしまったり、分解しすぎて壊してしまうよりも、プロにお任せしてみるのも一つの手です。
プロの業者さんであれば、専門の洗剤や技術で、家庭では落とすのが難しい頑固な油汚れも、スッキリときれいにしてくれるはずですよ。
まとめ
換気扇のについている油汚れは、酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤を使うようにしましょう。
掃除する前に、確認や準備をシッカリしてから行うようにしていきましょう
※アルミ製の部分には使わないようにし、素材を確認してから使用
※アルカリ性の洗剤を使う時には、手袋、ゴーグル、マスクをつけてからお掃除
油汚れは、こびりついてしまうとふき取るのに意外と厄介です。
換気扇フードをかけて、汚れの付きを少し減らすこともできます。
できるだけ簡単に掃除ができるに、こまめに掃除をしていくような心がけも必要ですね。
キッチン掃除や、ガスレンジなどを掃除するタイミングで、換気扇にも目を向けてみて、簡単に掃除できるところだけでも一緒に拭くようにすれば一石二鳥です!
重曹、セスキ炭酸ソーダなどの優しい成分の洗剤から、強力な成分の市販の洗剤を、汚れに合わせて選んでいってくださいね。
忙しい、掃除が苦手だとどうしても取れない汚れに変わってしまうことも多いですよね。
プロの業者さんにお願いしてスッキリしましょう。
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